自分をなくすことで得られる安らぎ?東洋哲学が導く心の平穏 

ぬん

こんにちは
ミニマリスト ぬん です

ミニマリストを目指す過程で学んだ
少ないモノで、心地よく暮らすヒントをお届けしていきます。

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ぬん

Minimalist/Hygge/Blogger

  • 31歳 夫婦 二人暮らし
  • ミニマリスト歴 5年
  • ブログ歴 1年

      

今回は、「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学 (サンクチュアリ出版)

という東洋哲学に関する本がとても面白かったので、

ぜひご紹介したいと思います。

 

実はこの本、ミニマリストReoさんが紹介されていたのが

きっかけで手に取ったのですが、想像以上に引き込まれてしまい、

342ページをなんと1日で読んでしまいました。

 

読み終わった後、

「もっと早く読んでおけばよかった」という感謝と、

自分の人生観を再考するきっかけを与えてくれたという感動でした。

 

東洋哲学の素晴らしいところは、

その多くが「どう生きるか」という根本的な問いに答えてくれることです。

 

ふと「人生このままでいいのか?」と不安になることありませんか?

 

でも、東洋哲学にはその不安を解消するヒントがたくさん詰まっています。

 

この本では、ブッダの教えや龍樹、老子、荘子、達磨、親鸞、空海など、

東洋の偉大な思想家たちの哲学と

東洋哲学の歴史・流れを、一冊で学べるんです。

 

しかも、その内容が関西弁で軽快に書かれていて、

まるで筆者が目の前で漫才をしているような感覚で、

楽しみながら学べるという点も大きな魅力です。

ぬん

著者 いいたい放題・やりたい放題やってます。
最高です。
超クセ強アプローチで、東洋哲学の概念を教えてきます。

こんなに読む手が止まらない本は初めてです。
続き、気になりすぎました。

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ブッダの教え:「自分」という幻想を手放す

第1章では、ブッダの哲学が紹介されています。

ブッダの教えの核心は、

「自分」という概念が実はただの幻想に過ぎないというものです。

 

自分と世界は本当はすべてつながっていて、

変わり続けるこの世界で

「変わらない自分」を作ろうとするからこそ苦しみが生まれる。

 

例えば、歳を取ることを恐れ、

若さを保とうと必死になることで、

逆に老いに対する恐怖や苦しみが強くなるといった感じです。

 

年齢を重ねることや、変わり続ける自分の容姿や体調に対して、

どう向き合うべきか。

 

ブッダの教えを通じて、

「自分」という固定観念を手放すことが、

苦しみから解放される第一歩だと気づかされました。

 

龍樹の教え:「この世はフィクションである」

第2章では、龍樹の哲学が登場します。

彼は「この世はフィクションであり、全ては心の中で作られている」と説きました。

 

この教えは、現代の私たちが抱えるストレスや不安にも応用できる考え方です。

仕事や人間関係の悩みがあると、どうしてもその状況に囚われてしまいがちですが、

龍樹の言葉を思い出すことで、

「これはただの心の中の出来事に過ぎないんだ」と考えることができるようになります。

 

さらに、龍樹は「すべては関係性で成り立っている」とも述べています。

 

私たちは日々、周りの人や環境との関係の中で生きていますが、

その関係性がすべてであり、

個としての「自分」だけに囚われることは無意味だという教えです。

 

この考え方を知ることで、

肩の力を抜いて関係性を見つめ直すことができました。

 

老子と荘子の教え:「ありのままで生きる」

老子と荘子の教えに触れた第3章では、

「ありのままでいい」という思想が強調されています。

 

私たち30代は、仕事や社会的なプレッシャーの中で、

自分をもっとよく見せようとか、

他人にどう思われるかを気にしすぎてしまうことがあります。

 

しかし、この教えは、そのような頑張りすぎを戒め、

もっと自然体で生きることの大切さを教えてくれます。

 

この「ありのまま」の考え方は、実生活で非常に役立ちます。

 

特に、現実も夢もどちらも移り変わっていくものであり、

(この世はフィクションだから)

変わり続けることが普通なのだという視点を持つと、

今までの悩みが少し軽くなるような気がしました。

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達磨 禅の教え:「言葉を捨てて感じる」

第4章では、禅の哲学について語られています。

特に印象的だったのは、

「言葉を捨てて、ただ感じることが大切」という教えです。

 

私たちは日常生活で、何かと考えすぎたり、

言葉に囚われがちですが、

禅では「考えるな、感じろ」という姿勢が重要視されています。

 

例えば、問題に直面したとき、

私たちはつい頭の中で言葉を駆使して解決策を探そうとしますが、

時にはただ静かに心を落ち着け、

感じることだけに集中することで

新しいアイデアが湧いてくることがあります。

 

言葉に囚われずに、シンプルに物事を感じることで、

心が軽くなり、自分自身をリセットする時間が得られるのです。

 

密教の教え:「なりきることが成長につながる」

最後の第6章では、空海 密教の教えが紹介されています。

 

ここで面白かったのは「なりきることのパワー」という考え方です。

 

例えば、子どもがUSJで杖を買って、衣装を身につけ、セリフを真似て

ハリー・ポッターになりきるように、

私たち大人も何かになりきることで

自分を成長させることができるという教えです。

 

この「なりきる」という行為を通じて、

自分自身を超えた大きな存在になれる可能性があるという考え方は、

非常に興味深く、実際に生活に取り入れたいと思いました。

 

密教では、欲望も否定せず、

それを大きなスケールで活かすことが大事だとされています。

 

例えば「お金を稼ぐ」という欲望も、ただ自分のためではなく、

多くの人を助けるために使うという大きな視野を持つことで、

自分をより成長させることができるという考えです。

 

ぬん

誰かのために役立つことこそ、
人生で一番気持ちよくなれる瞬間
by ブッダ

 

まとめ:東洋哲学を日常に取り入れて

この本を読み終えた後、自分に対する考え方が少しずつ変わってきました。

物事の捉え方も変わっていくような気がしています。

 

「自分」とは何か、どう生きればいいのかという根本的な問いに対して、

東洋哲学は深い知恵を提供してくれます。

 

メルカリで販売されているかチェックしましたが、

人気のためなかなか安く手に入りません。

ただ、Kindle版なら手軽に読むことができるので、ぜひ試してみてください。

 

この本を通じて、日々の生活に少しでも東洋哲学を取り入れることで、

ストレスや不安から解放され、

もっと自由に、心穏やかに生きていけるヒントが得られると思います。

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ぬん

ちょっとでも気になったら試し読みしてみてください。
絶対読みたくなること間違いなしです。

著者のしんめいPさんのお人柄の見える

こちらの動画もよろしければご覧ください。

 

【しんめいP】東大卒→大手IT企業→無職を経て書いた

「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」とは?

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日々の小さな幸せを見つける方法を伝えていきます。

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