実際に使用した商品・サービスのみを紹介しています。アフェリエイト広告を含みます。

こんにちは
ミニマリスト ぬん です
ミニマリストを目指す過程で学んだ
少ないモノで、心地よく暮らすヒントをお届けしていきます。
今回は、IT企業メタップスの創業者であり、
今もさまざまな事業を手がけている佐藤勝明さんの著書
『ゆるストイックに生きる── ノイズに邪魔されず1日を積み上げる思考』を紹介します。
この本は、今まさに進行している
「二局化」の時代をどう生き抜くかを教えてくれる一冊です。
いま世界は「K字経済」へと進んでいる


日本でも最近、所得、教育、金融資産、パートナーの有無、子どもの有無など、
あらゆる面で格差が広がっています。
これを「K字経済」と呼びます。
K字経済とは、アルファベットの「K」の右半分のように、
上と下で格差が大きく開いていく経済構造のことを指します。
実際に、先進国では中間層が減り、富裕層と貧困層の2極に分かれていく現象が進行中。
日本も例外ではなく、気付かないうちに「不裕層」がじわじわと増えています。
つまり──
これからは持つ人と持たざる人の溝がどんどん深くなっていくのです。



「頑張っても才能や資産を持つ人には敵わないし、
税金も高いから、コツコツやるのが馬鹿らしくなる……」
そんな気持ち、正直ありますよね。
でも、だからといって諦めてしまうと、貧困層に転落してしまうリスクも。
そこで、時代の変化をうまく見極めてきた佐藤さんが提案する「新しい生き方」を学びましょう。
ゆるストイックに生きるとは?


まず最初に大事な考え方が、「ゆるストイック」です。
これは佐藤さんの造語で、
「自分にはストイック、他人には寛容」というスタイルのこと。
たとえば──
- 自分の勉強や副業には全力で取り組む
- でもそれを周りに押し付けたり、自慢したりしない
という姿勢です。
プロボクサーの井上尚弥さん、野球選手の大谷翔平さん、将棋の藤井聡太さんなどが良い例。
彼らは周囲のノイズに流されず、黙々と努力を積み重ねています。
SNSが普及して、発言ひとつで誤解を生みやすい、今だからこそ、
「淡々と、でも着実に進む」この姿勢がとても大事です。
周りを気にせず、自分に集中する。
これがこれからの時代、成果を上げるカギとなります
「ゆるストイック」とは?


「ストイック」と聞くと、完璧を求めて自分を追い込むイメージがあるかもしれません。
でも、「ゆるストイック」は違います。
無理はしない。だけど、大切な軸は手放さない。
それが「ゆるストイック」の生き方。
完璧じゃなくてもいい。スピードが遅くてもいい。
周りや、コントロールできないことに振り回されず、
自分たちの心地よさを信じる。
そんな、柔らかくて強いスタイルが、
これからの時代にはぴったりだと思っています。
「ゆるストイック」が必要な理由


周りと比べる苦しさ
30代になると、同世代の活躍や、
SNSで流れてくるキラキラした生活が、どうしても気になってしまうものです。
昇進、結婚、出産、マイホーム購入…。
まわりの「進んでいるように見える人生」に焦りを感じることも。
だけど、周りのペースはコントロールできない。
比べても、焦っても、疲れるだけです。
必要なのは、「自分たちの心地よいペースを守ること」。
コントロールできないことに振り回されない


天気や景気、他人の評価、予想外の出来事──。
人生には、自分ではどうにもできないことがたくさんあります。
「ゆるストイック」は、そんな時も、
自分にできることだけに集中するスタイルです。
無理に抗わない。
受け入れて、できることを淡々とやる。
それが結果的に、一番強い生き方になります。
ジャブを打つように、リスクを小さく試す


いきなり大きな賭けに出る必要はありません。
でも、小さなリスクを取ることは、やめない。
- 初めて行くカフェやお店、場所にチャレンジしてみる
- 本で読んだいい習慣を実践してみる
- やってみたかった副業に一歩踏み出す
- 好きなこと、得意なことを世間の需要に合わせて発信してみる
こういう”小さなジャブ”が、人生の景色を少しずつ変えていきます。
失敗してもいい。むしろ失敗して、学ぶ。
小さなジャブを打っていれば、当然、失敗もします。
恥ずかしい思いをすることもあります。
うまくいかない日もあります。
でも、そこで止まらない。
「失敗から学んで、また一歩進む」
それこそが、ゆるストイックな生き方です。
失敗を怖がって足を止めるより、
小さな失敗を重ねながら、前に進む。
その柔らかい強さが、
自分らしい人生を楽しむための武器になるのです。
お金は自分たちの基準で使う


周りの「これくらい持っていて当然」という空気に流されず、
自分たちが心から納得できるモノや体験に、お金を使う。
ブランド品を持っていなくても、
ハイステータスな暮らしじゃなくてもいい。
「わたしたちにとって幸せかどうか」
その基準を大切にすれば、心はぶれません。
「ゆるストイック」を続けるコツ
周りや環境に左右されない
他人の成功スピードや、世間の評価、偶然の出来事…。
コントロールできないものに振り回されると、心が疲れてしまいます。
だからこそ、
「自分たちにできることに集中する」ことが大切です。
たとえば──
- どんなに忙しくても「毎日10分だけは読書をする」「発信活動に取り組む」
- 失敗しても「今日できた小さな一歩を認める」


周りがどうであろうと、
自分が大切にしたい日常を、コツコツ育てていけばいいのです。
小さな「マイルール」を持つ


流されないために、シンプルなルールを作るのも効果的です。
・SNSは夜9時以降見ない
・「今できることリスト」を作る
・月に1度、お互いをねぎらう日を設ける
こうした小さなルールが、
「自分たちのペース」を守る支えになります。
良い習慣を積み重ねていった結果が、
今後のいい人生、いい縁に繋がっていきます。
まとめ:「ゆるストイック」は、自由で強い生き方


ゆるストイックは、単なる「手抜き」じゃありません。
周りにも、環境にも振り回されず、
自分たちの手の届く範囲を大切に生きる。
それは、とても強くて、美しい生き方です。
焦る日があっても、落ち込む日があっても大丈夫。
自分たちのペースで、幸せを積み重ねていきましょう。
コメント