暇が人生を狂わせる理由|30代夫婦が知っておきたい「三毒」と心を守る習慣

ぬん

こんにちは
ミニマリスト ぬん です

ミニマリストを目指す過程で学んだ
少ないモノで、心地よく暮らすヒントをお届けしていきます。

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ぬん

Minimalist/Hygge/Blogger

  • 32歳 3人暮らし     (妻・息子)
  • ミニマリスト歴 6年
  • ブログ歴 2年

      

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はじめに

「なんとなくスマホを見ていたら、あっという間に1時間経っていた…」

「SNSで他の人と比べてしまい、気づいたら自己嫌悪」

毎日忙しいはずなのに、

ふとしたスキマ時間に無限に情報を見てしまう。

 

そんな経験、30代の夫婦なら一度はあるのではないでしょうか。

実はこの「暇」こそが、人生を狂わせるきっかけになるのです。

しかも暇の裏には、仏教でいう「三毒(貪・瞋・痴)」が潜んでおり、

気づかないうちに私たちの心を汚していきます。

 

今回は、仏教徒ではありませんが、私が学んだ

子育て世代にこそ知ってほしい「暇と三毒」の関係、

そして心を守るための習慣について紹介していきたいと思います。


「大事にする」と「恐れ」の関係

人は、大事なモノを守ろうとするからこそ「恐れ」を抱きます。

 

例えば小さな赤ちゃんを育てているお母さん。

子どもが口にする食べ物、毎日使うシャンプー、

通う幼稚園や保育園…。心配のタネは尽きません。

 

「大事だからこそ、安心できるものを選びたい」

これは自然な感情です。

大事なものに対しては「なんでもいいや」とは言えないのです。

 

車を例にしても同じです。もし給料の3倍もする憧れの車を買ったとしたら…。

運転に慣れていない友人に「ちょっと貸して」と言われても、きっと断るでしょう。

泥んこの子どもをそのまま乗せるのも躊躇するのは、汚れたくないと困るからです。

 

大事にするとは、守ろうとすること。

調べ、学び、丁寧に扱うことです。

 

ただし「箱にしまって使わない」では価値が失われます。

動かしてこそ価値があり、守る工夫が必要になるのです。


「自分を大事にする」とは?

子どもや家族を大切にするのは当たり前。

では、あなたは自分のことを大事にしていますか?

 

仏教では「自分」を 心と体 に分けて考えます。

体を大事にするなら、食事や生活習慣に気を配るはずです。

 

でも現実はどうでしょう。

夜更かしや暴飲暴食、ストレス解消にタバコやお酒。

わかっていても続けてしまう人も多いですよね。

 

そして忘れがちなのが「心を大事にする」という視点です。

体の健康と同じように、心もまた守る工夫が必要なのです。


心を壊す猛毒 ― 三毒とは?

2600年前、お釈迦様は心を壊す原因を「三毒」として教えました。

  1. 貪(とん) … 欲しがる心
  2. 瞋(じん) … 怒る心
  3. 痴(ち) … 無知、妄想に振り回される心

これらは誰の心にも存在しますが、

放置すると人生そのものを狂わせてしまいます。


「貪(とん)」 ― 必要以上の欲

欲そのものは悪いことではありません。

食欲・睡眠欲・性欲など、本能として必要なものもあります。

 

しかし現代社会は「欲望が即座に満たされる」仕組みが整いすぎています。

ネットショッピングでワンクリック購入、深夜でも24時間営業のコンビニ…。

 

「もっともっと」と求めてしまう欲が膨らみ、

本来必要のないモノまで抱え込む。

こうして心は欲に支配され、汚れてしまうのです。


「瞋(じん)」 ― 怒りの心

欲が満たされないと、人はイライラします。

 

小さい子供がその代表例です。

自分の快・不快をコントロールできないので泣く。

イライラする。これが瞋の状態です。

 

大人も同じですね。

思い通りにならないとき、子どもが言うことを聞かないとき、職場で評価されないとき…。

怒りは一瞬で爆発し、相手を傷つけ、自分自身も消耗させます。

 

特に育児中の夫婦は「小さなことでイライラしてしまった」と

自己嫌悪することも多いのではないでしょうか。

 

「貪(とん)」 ― 必要以上の欲が大きくなると、

それに比例して、「瞋(じん)」 ― 怒りの心も膨らんでいってしまうのです。

 

怒りが積み重なると、夫婦関係や家庭そのものを壊しかねません。


「痴(ち)」 ― 無知・妄想に振り回される心

私たちは「自分の心の仕組み」を知らなさすぎます。

 

SNSで他人の投稿を見て「自分だけが劣っている」と思い込む。

ネガティブなニュースばかり追って、不安を増幅させる。

 

これが「痴」、つまり無知に支配された状態です。

冷静に見れば比較する必要はないのに、妄想が心を汚してしまうのです。

 

この世の中がどうなっているのか、それを知らない。

 

また、「瞋(じん)」 ― 怒りの心があるから

痴(ち)」 ― 無知・妄想に振り回される心に翻弄されて動けなくなってしまうのです。



暇が三毒を加速させる

ここで「暇」という要素が入ります。

 

動物は生きるために毎日必死です。

餌を探し、天敵から逃げ、生きるだけで精一杯。暇はありません。

 

一方、人間はテクノロジーによって労働が軽くなり、生活に余裕ができました。

余った時間、つまり「暇」をどう過ごすかが大きな分かれ道になります。

 

現代人は、江戸時代の人が1年かけて得る情報量を、わずか1日で受け取るとも言われています。

私たちは、ものすごい情報量を浴び続けています。思考は刺激から影響を受けます。

その多くはスマホを通して流れ込みます。


情報社会の光と影

SNSやYouTube、TikTok…私たちは一日中でも飽きずに見続けられます。

その裏にはスポンサーや広告の存在があります。

 

便利で役立つ情報に出会える一方で、

欲を刺激する広告、怒りを煽る投稿、誤情報など「心を壊す情報」も溢れています。

 

暇があるからこそ、それらを無制限に受け取ってしまう。

結果として三毒が加速し、人生を狂わせていくのです。

 


心を守るためにできること

では、どうすれば心を守れるのでしょうか。

  1. 情報を精査する習慣を持つ
     「これは本当に自分に必要な情報か?」と立ち止まること。
  2. スマホ断ちの時間を作る
     寝る前の30分はスマホを見ない、休日は家族と散歩するなど。
  3. 心をきれいにする習慣を増やす
     読書、瞑想、自然の中を歩く。夫婦で会話をする時間も心の栄養になります。
  4. 残悔の心を忘れない
     お釈迦様は「残悔(ざんげ)」を大切にしました。
     恥ずかしいことを恥ずかしいと思い、恐れるべきことを恐れる。
     その感覚を持つことで、心はより健やかになります。

まとめ

私たちの暮らしには「暇」があります。

 

だからこそ、情報に流されず、三毒に支配されない工夫が必要です。

テクノロジーが発達した現代だからこそこの考え方は大切です。

 

30代の子育て世代にとって、それは自分自身だけでなく、

夫婦関係や子どもへの影響にも直結します。

 

私たち一人一人が心を強くしないと、まず変わらないと、社会はいい方向に変わりません。

自分が変われば、世の中もどんどんよくなっていくはず。見方が変わるはずです。

 

この三毒の話を胸に刻みながら、心地いい暮らしにしていきたいものです。

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少ないモノで心地よく暮らすミニマリズムの考え方を通じて、
日々の小さな幸せを見つける方法を伝えていきます。

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