ぬんこんにちは
ミニマリスト ぬん です
ミニマリストを目指す過程で学んだ
少ないモノで、心地よく暮らすヒントをお届けしています。
育児休業中は、時間があるようで、気づけば1日が終わっていきます。
そしてふと、
「自分は今、何か積み上げられているのだろうか」「社会の役に立てていないのでは」
と不安になることもありました。


私自身、育休に入ってから気づいたのは、
この期間は成果を出す時間ではなく、生活を整える時間だということです。
派手な挑戦やスキルアップよりも、淡々と日常を回す力を身につけること。
それが結果的に、自分の心を安定させ、家族との時間を豊かにしてくれました。
30代で現在育休中の私が、育児休業中に大切にしているのは
「頑張りすぎないけれど、整える暮らし」です。


この記事では、育休中だからこそ意識したい過ごし方をまとめました。
生活リズムを淡々と整える
育児休業中に私が一番大切にしているのは、生活リズムを淡々と整えることです。
特別なことはしていませんが、「毎日ほぼ同じ流れで過ごす」ことを意識しています。


私は朝5時半〜6時の間に起きます。
妻と赤ちゃんが起きる7時までは、貴重なひとり時間です。
この時間はアウトプットに使い、ブログを書いたり、
ジャーナリングをしたり、1日の予定を立てたりしています。


朝の静かな時間に頭の中を整理しておくと、その日1日がとてもラクになります。
7時に妻と赤ちゃんが起きたら、まず妻の朝ご飯を用意します。
朝ご飯はほとんど固定です。


冷凍しておいたご飯と、大量に作り置きした味噌汁を温めるだけ。
圧力鍋で作っておいたサラダチキンを切って出します。
サラダチキンがない日は、卵かけご飯。考えなくていい朝ご飯にしています。


その後、30分ほどランニングに行きます。
できるだけ朝日を浴びるようにしていて、
走りながらAudibleやYouTubeで学びになる音声をラジオ感覚で聞いています。




メモを持ち歩いているので、気になった言葉やアイデアはその場で書き留めます。
帰宅後はプロテインを飲み、赤ちゃんと少し遊びます。
その後また、ブログや家計簿など自分の時間に戻ります。


11時ごろになったら昼ご飯を作ります。
昼は少し手の込んだものを作るようにしています。
鍋やせいろで蒸し料理をしたり、作り置きできる炒め物を作ったり。


ここで夜に向けた仕込みも済ませます。
昼食後は、好きな映像を見たり、本を読んだり、図書館に行くことが多いです。
無理に何かをしようとせず、インプット中心の時間にしています。


16時半になると妻がお風呂に入るので、私が赤ちゃんのお世話をします。


17時半にはご飯を食べられるように支度を始めます。
夕方は赤ちゃんがぐずりやすいので、夕飯は作り置きを温めるだけ。
あえて手の込んだ料理はしません。
18時半には赤ちゃんと一緒に入浴します。
赤ちゃんが先に上がったあと、私は浴室内で少し読書をします。


この時間も、1日の区切りとして大切にしています。
20時に赤ちゃんが寝たら、私たちも20時半には寝床に入ります。
30分ほど読書をして、21時〜21時半には就寝。


寝る時間を固定することで、翌朝も自然と同じリズムで起きられます。
育休中は予定が不規則になりがちですが、
こうして生活を淡々と回すことで、睡眠も確保でき、気持ちも安定します。
派手さはありませんが、今の私にはこのリズムが一番心地いいです。
1日1つ「積み上がること」を決める
育児休業中は、成果が見えにくい時間が続きます。
だからこそ私は、1日1つだけ「積み上がった」と感じられることを決めるようにしています。
例えば読書。
本を読んで終わりにせず、学んだことを1つでも実践してみます。
ほんの小さな行動でも、「知った」から「やった」に変わることで、
確実に積み上がっている感覚が生まれます。


筋トレも同じです。別にマッチョになりたいわけではありません。
筋トレをすることで、食事に少し気をつけるようになったり、気分がすっきりしたりします。
「今日も体を鍛えた」という事実そのものが、自己肯定感を上げてくれます。


大切なのは、昨日の自分と比べてどうかという視点です。
誰かと比べるのではなく、昨日よりほんの少しでも前に進んだと感じられること。
この実感があるだけで、1日の満足度は大きく変わります。
インプットももちろん大事ですが、
私はアウトプットのほうがより重要だと感じています。
学んだことをメモに残す、誰かに伝える、文章にしてみる。
私はブログやYouTubeでアウトプットする習慣を身につけました。
育休中にこの習慣ができたことで、「何もしていない1日」がなくなりました。
1日1つでいい。小さくてもいい。
積み上げる感覚を持てるかどうかが、育児休業中の心の安定につながると思っています。
家事スキルは一生使える資産と考える
育児休業中に、英語の勉強や資格の勉強をするのも良い選択だと思います。
ただ私は、それらのスキルは有限だと考えています。
転職や時代の流れによって、価値が変わることもありますし、使わなくなる可能性もあります。
それよりも、私が優先したいのが家事スキルです。


家事は仕事と違い、一生続くものです。
環境が変わっても、家族構成が変わっても、必ず使い続ける力だと思っています。



ここで妻からのコメント。



家事のレベルは、「できているつもり」では足りないと思っています。
お互いにストレスなく過ごせるためには、普段家事をよくしている方の家事レベルまで、家事を鍛える必要があると感じています。
だからこそ、どこまでのレベルを求められているのか分からなければ、
素直に聞けばいいと思います。
例えば自炊のスキル。
身につけることで、食事の時間が豊かになりますし、自然とお金の節約にもつながります。
外食やコンビニに頼りすぎなくなり、生活そのものが安定してきます。
お金の勉強も同じです。
家計の管理や資産形成の知識は、早く身につけるほどこの先の安心につながります。
これら向き合っておくことで、将来への不安も少しずつ減っていきます。


さらに、家事の時短テクニックを身につけることで、余白の時間が生まれます。
この余白があるからこそ、体を休めたり、自分のやりたいことに時間を使えます。
こうした家事スキルは、一度身につければずっと使い続けられます。
育休中に生活を回す力を鍛えておくことで、
仕事に復帰したあとも、暮らしと仕事が良い循環で回り始めると感じています。
最低限、1日回せる家事レベルを目指す


最低限の家事スキルとして、
奥さんが1日いなくても、赤ちゃんのお世話と家事が問題なく回る状態を
把握しておくことが大切だと思っています。
完璧である必要はありません。ですが、食事・洗濯・片付け・寝かしつけなど、
「今日は何をすれば1日が回るのか」を理解しているだけで、状況は大きく変わります。
この状態がつくれると、奥さんは安心して外出できますし、
お互いにリフレッシュする時間を持てるようになります。
家事を分担するというより、生活を一緒に回せる状態をつくる。
それが結果的に、夫婦関係を良好に保つことにつながると感じています。
土日は「出かけない」を選ぶ
育児休業中に入ってから、土日の過ごし方を大きく変えました。
人が多い場所に、わざわざ土日に出かける必要はないと感じるようになったからです。
遊びに行くなら、平日の空いている時間帯で十分です。
人が少ないだけで、同じ場所でも疲れ方がまったく違います。
特に私は人混みで疲れやすいので、この選択はかなりラクになりました。
その代わり、土日は手を動かす作業をするように心がけています。


料理の作り置き、ブログ発信、ちょっとした創作活動。
外に出なくても、家の中で集中して何かに取り組む時間にしています。
土日に無理に出かけないことで、
平日と休日の境目がやわらぎ、生活リズムも崩れにくくなりました。
育休中は「休みの日をどう使うか」よりも、
「毎日をどう心地よく回すか」のほうが大切だと感じています。
体を動かす習慣を必ず入れる
育児休業中の生活において、体を動かす習慣は必ずどこかに入れるようにしています。
正直に言うと、運動習慣がないと、どこかで必ずメンタルがやられると感じているからです。
運動といっても、特別なことをする必要はありません。
朝に少しウォーキングをしてみる。
昼食後に軽く筋トレをしてみる。
寝る前にストレッチをする。
家事をするときも、できるだけ立って動くことを意識しています。
買い物も、歩いて行ける距離であれば歩くようにしています。


車はとても便利ですが、便利さに頼りすぎると、体を動かす機会が一気に減ってしまいます。
だから私は、「歩く」という目的を達成するために、あえて不便を1つ取り入れるようにしています。
体を動かすことは、健康のためだけではありません。
気分がリセットされ、イライラしにくくなり、自分の機嫌を自分で取れるようになります。
この「ご機嫌でいられる時間」が増えることで、
家族の笑顔や家庭の空気も自然と良くなると感じています。
日々、自分がどれだけご機嫌良く過ごせているか。
そして、自分の機嫌を自分で整える習慣を持てているか。
この差が、育児休業中の過ごし方を大きく左右すると私は思っています。
育児休業中は「存在だけで価値がある」と知る
育児休業中は、「自分は社会の役に立っていないのではないか」と感じてしまいがちです。
私自身も、何度もそう思いました。
ですが今は、育児休業中は存在だけで十分に価値がある時間だと思っています。


この期間は、成果を出す時間ではなく、家族のために時間を使う時間です。
それだけで、十分に役に立っていると感じるようになりました。
妻と一緒に過ごす時間。
日に日に成長していく子供の姿を間近で見られる時間。
この一瞬一瞬は、今このタイミングでしか味わえません。
正直に言うと、育児休業を取らなければ、
このかけがえのない時間をここまで深く味わうことはできなかったと思います。
仕事をしながら子供の成長を見届けるのは、
気持ちに余裕がないとなかなか難しいのではないかと感じています。
穏やかに過ごせているのは、余白の時間がたくさんある今だからこそです。
この時間に、生活を整えるという感覚を身につけておけば、
必ず仕事に復帰したときに生きてくるものがたくさんあります。


特に生活リズムを淡々と整えることは、睡眠時間の確保につながり、
日々の循環そのものを良くしてくれます。
育児休業中は、何かを証明しなくていい時間です。
ただそこにいて、家族と向き合う。
それだけで十分だと知れたことが、私にとって一番大きな学びでした。


まとめ


育児休業中は、何かを成し遂げなければいけない時間ではありません。
むしろ、自分と家族の生活を整え、土台をつくるための大切な期間だと私は感じています。


- 生活リズムを淡々と整えること。
- 1日1つ、小さくても積み上がることを続けること。
- 家事スキルという一生使える資産を身につけること。
- 土日は無理に出かけず、体を動かし、自分の機嫌を自分で取ること。
- そして何より、育児休業中は存在だけで価値があると知ること。
妻と過ごす時間、日に日に成長していく子供の姿を味わえるのは、
今この瞬間だけです。
この時間に整えた生活や習慣は、必ず仕事に復帰したときにも活きると確信しています。
焦らず、比べず、淡々と。
育児休業中だからこそできる「整える暮らし」を、これからも大切に楽しみたいです。












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