片づけがうまくいかない夫婦へ。持ち物の価値観をすり合わせる方法

ぬん

こんにちは
ミニマリスト ぬん です

ミニマリストを目指す過程で学んだ
少ないモノで、心地よく暮らすヒントをお届けしていきます。

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Minimalist/Hygge/Blogger

  • 31歳 夫婦 二人暮らし
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家族の持ち物と向き合う。「暮らしの中間点」で考える我が家のルール

モノを減らしたいと思っても、家族が協力してくれない——。

そんな悩みを感じたことがある方は、きっと少なくないのではないでしょうか。

夫婦や家族で暮らしていると、モノに対する価値観のズレに戸惑うこともありますよね。

実際、私自身も結婚当初はそんなジレンマを抱えていました。

 

独身時代にモノを減らす習慣を身につけていた私にとって、

結婚後に暮らしの中に増えていくモノは正直ストレスでした。

 

それでも、我が家の場合はありがたいことに、妻がかなり歩み寄ってくれていて。

私の考えを理解しようとしてくれる姿勢には、本当に感謝しています。

 

そんな夫婦の試行錯誤を経てたどり着いたのが、

「暮らしの中間点」という考え方。


今回は、モノの持ち方について我が家なりの視点を共有してみたいと思います。


独身時代と結婚後では「モノの基準」が変わる

結婚すると、自然とモノが増えていきますよね。

私も結婚当初、それが正直イヤでした。

 

独身の頃は、自分なりに痛みを伴いながらモノを手放してきたのに、

結婚後は自分が「不要だ」と感じるモノを妻が「必要」だと言う。

 

「それ、ちゃんと見てる?使ってる?」と心の中で思うと、

もどかしさと苛立ちが湧いてきたこともありました。

 

でも、あるとき気がついたんです。

夫婦になったら、「自分の基準」だけで判断してはいけない。

それよりも、「暮らしの中間点」でモノを見ていく必要があるということに。

暮らしの中間点とは?

たとえば、あなたはソファを「なくてもいい」と感じている。

でも、パートナーは「絶対に必要」と思っている。

 

そんなとき、暮らしの中間点で考えると、「ソファは必要」ということになります。

つまり、「家族全員が不要と判断したモノだけを手放す」というのが我が家のルールです。

 

誰か一人でも必要だと感じているモノを、無理に減らすことはしません。

なぜなら、それは家族の中で不調和を生むからです。

 

逆に、みんなが納得して手放せたときは、

すっきりとした気持ちで新しい暮らしをスタートできます。

 

この単純なことを、当時の私は理解していませんでした。


モノを減らす本当の目的を忘れていませんか?

そもそも私がモノを減らしたかった理由は、「幸せに暮らすため」でした。

 

それなのにいつの間にか、

モノを手放すこと自体が目的になってしまっていたんです。

 

気づけば、自分の思い通りにパートナーを変えようとしていた。

 

自分の理想だけを押しつけて、相手の想いを無視していたんですね。

でも、これではどちらにとっても不満が残るだけです。


家族の納得感こそが、唯一の正解

パートナーを無理にコントロールしようとしても、いい結果にはなりません。

かといって、自分ばかりが我慢していても、それは幸せな暮らしとは言えない。

 

大事なのは、お互いが納得できること。

 

その納得感があると、不思議と気持ちよく手放せるタイミングが自然と訪れるものです。

私たち夫婦も、何度もそんな瞬間を経験してきました。

 

以前は「必要だ」と言っていたモノが、

ある日ふと「もうなくてもいいかもね」と二人の意見が一致する。

そんなこともあるんです。

暮らしの中で、思考は自然とすり合わせていける

夫婦で暮らしていると、少しずつお互いの価値観が自然と影響し合っていくものです。

 

たとえば我が家でも、私が片づけを始めると、

妻も自然と「ちょっと整理してみようかな」という気持ちになるようで。

 

逆に、妻が何かを整えている姿を見ると、

私自身も「自分の持ち物、大丈夫かな?」と見直したくなるんです。

 

そうやって暮らしているうちに、

お互いに「このモノって本当に必要かな?」と立ち止まって考えるクセが、

自然と身についていきました。

 

さらに面白いのは、ミニマリストの私自身も、

妻の考えにふれる中で少しずつ変化していったことです。

 

「これは必要だと思う」と妻が言ったモノに対して、

以前は「それ、なくても大丈夫じゃない?」とすぐに反応していました。

でも今では、「たしかに、これはあるといいかもね」と思えるようになったんです。

 

相手を理解しようとする気持ちが、自分の思考の幅を広げてくれる。

そんな感覚を、日々の暮らしの中で少しずつ実感しています。


モノは、自分を知るためのひとつの「鏡」

こうした経験を通して、私は次第に考え方が変わってきました。

モノを減らす目的は、「自分をより深く知ること」でもあると。

 

手元にあるモノを観察すると、

自分が大切にしている価値観や、生き方のクセが見えてきます。

 

でもそれは、モノだけじゃありません。

お金の使い方、時間の使い方、人間関係など、あらゆるものが「自分を知るヒント」になります。


自分を知る手段は、もっとたくさんある

モノの最適化ばかりに目を向けていると、

自分という人間を一方向からしか見られなくなってしまいます。

 

でも実際のところ、私たち一人ひとりはもっと複雑で、多面的な存在です。

だからこそ、モノに執着するのではなく、

その背景にある「自分とは何者か」という

問いを見つめ直す時間をもつことが大切だと、

今の私は思います。


まとめ|夫婦の暮らしに必要なのは、「押しつけない思いやり」

モノを手放すとき、つい自分の理想を相手に押しつけてしまいがちです。

でも、それでは本末転倒。

 

目的は、モノを減らすことではなく、心地よく幸せに暮らすことのはず。

 

「暮らしの中間点」でモノを見ていくことで、

家族みんなが納得し、調和のとれた暮らしが実現します。

 

そして、自分という存在を多角的に知っていくことが、

より深い人生の豊かさにもつながっていくのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

少ないモノで心地よく暮らすミニマリズムの考え方を通じて、
日々の小さな幸せを見つける方法を伝えていきます。

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