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こんにちは
ミニマリスト ぬん です
ミニマリストを目指す過程で学んだ
少ないモノで、心地よく暮らすヒントをお届けしていきます。
モノを減らし、量より質を重視するライフスタイルを選ぶと、
多くの人がこんなジレンマに陥ります。
「持ち物が少ないぶん、一つひとつを上質なモノにしなければ……」
より良いモノを求めて調べれば調べるほど、
「もっといいモノがあるのでは?」と際限なく比較し続けてしまう。
これは心理学者バリー・シュワルツ氏の研究で提唱された
「選択のパラドックス」という現象です。
選択肢が多すぎると、最適なものを選べるはずなのに、
むしろ満足感が下がってしまう。
あなたも、何かを選ぶときに迷いすぎて疲れてしまった経験はありませんか?
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今回はミニマリストしぶ さん 著書
「手ぶらで生きる。」から得た学びを発信しています。
「満足化」と「最大化」—— 幸福度を左右する2つの思考法
「選択のパラドックス」から抜け出すために、役立つ考え方があります。
それが「最大化(マキシマイザー)」と
「満足化(サティスファイサー)」という2つの選択スタイルです。
- 最大化(マキシマイザー) … あらゆる選択肢を比較し、最善のものを探し続ける
- 満足化(サティスファイサー) … 自分の基準を満たしたものを見つけたら、それを選ぶ
「最大化」をする人は、「もっといいモノがあったかもしれない」と後悔しがちです。
一方で、「満足化」をする人は、「これで十分」と納得できるので、
幸福度が高い傾向にあります。
最大化(マキシマイザー)
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あらゆる選択肢を比較し、最善のものを探し続ける。
例:ソファを選ぶ場合
「もっと座り心地がいいものがあるかも…」と、ネットで口コミを調べたり、実店舗を回ったりして、なかなか決められない。
→ 結局、時間がかかるだけでなく、「もっといい選択肢があったかも」と後悔しがち。
例:週末のデートプラン
「もっと楽しいデートスポットがあるかも」と悩みすぎて、結局決められずに時間が過ぎてしまう。
→ より良い選択を求めすぎて、満足感が得られにくい。
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満足化(サティスファイサー)
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自分の基準を満たしたものを見つけたら、それを選ぶ。
例:ソファを選ぶ場合
「座り心地がよく、部屋に合うデザインならOK!」と、自分の基準を決めて、条件に合うものを選んだら、それ以上は悩まない。
→ 「これで十分!」と満足しやすく、決断のストレスが少ない。
例:週末のデートプラン
「お互いにリラックスできること」を基準にして、カフェ巡りや公園散歩など、シンプルなプランを選ぶ。
→ 「これで楽しかったね」と納得しやすく、充実感が得られる。
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どちらが幸福度が高いかは、明らかですね。
「足るを知る」 最高の選択は「これで十分」
この考え方は、実は古くから語られています。
老子の言葉にある「足るを知る者は富む」。
世界第4位の資産家であるウォーレン・バフェットは、
60年間も同じ質素な家に住み続けています。彼はこう言います。
「私は必要なモノをすべて持っている。これ以上はいらない」
どれだけ資産があっても、
「これで十分」と思えなければ、満足感は得られません。
にもかかわらず、
- 「もっと広い家が欲しい」
- 「もっと稼ぎたい」
- 「もっと理想のパートナーがよかった」
と比べすぎると、今の幸せを見失ってしまいます。
「足るを知る」ことができれば、
すでに持っているモノや環境に満足し、幸福を感じられるのです。
無印良品とユニクロに学ぶ「これで十分」の価値
「満足化」の考え方をうまく取り入れているブランドの代表例が、
無印良品やユニクロです。
無印のモノは、ハイブランドのような超一級品ではありません。
でも、シンプルで使いやすく、「これでいい」と思えるちょうどよさがあります。
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ユニクロの服も同じで、高級ブランドに比べれば特別なデザインではないかもしれませんが、
価格・品質・デザインのバランスが取れていて、「これで十分」と思える人が多いのです。
この「これで十分」という感覚は、決して妥協ではありません。
むしろ、自分の人生をコントロールするための大切な判断基準です。
おわりに:「これで十分」を選べる人は、豊かに生きられる
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最善の選択をしようと、際限なく比較を続けるのは、
時間もエネルギーも浪費する行為です。
- どんなにいいモノでも、他と比べれば「もっといいモノ」があると感じてしまう。
- 最高の選択をしようと悩み続けるほど、決断に疲れてしまう。
- せっかく手に入れても、「本当にこれでよかったのか?」と不安になる。
そんな無限ループから抜け出すには、
「満足化」を意識してみましょう。
モノ選びに限らず、人生のあらゆる選択で、
「これで十分」と思えることが、心の豊かさにつながるのです。
あなたが今持っているモノや環境は、すでに「十分」かもしれません。
「もっといいモノがあるかも」と悩む前に、
「これで満足」と思える視点を持つことが、豊かに生きるためのコツなのです。
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