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こんにちは
ミニマリスト ぬん です
ミニマリストを目指す過程で学んだ
少ないモノで、心地よく暮らすヒントをお届けしています。
アニメ『チ。―地球の運動について―』をエピソード17まで見終えました。
まだまだ途中ですが、
妻と二人で見て盛り上がっているので記事にしてみました。
結論から言うと、このアニメ
「哲学が好きな人」「歴史や文化に興味がある人」なら、
必ず刺さる作品だと思っています。


あらすじ
物語の舞台は15世紀のヨーロッパ。
天動説が普遍とされていて、キリスト教の信仰が世の全てであったこの時代。
そんな時代に、「神はいない」と証明する
地動説という禁忌の思想をめぐって、
人々が歴史や文化、時代の価値観に立ち向かっていきます。
単なる歴史劇ではなく、
人間の知的好奇心が世界を動かす瞬間を描いた、圧倒的に熱い物語です。






魅力1:地動説と時代背景の迫力


このアニメの中心にあるのは、「地動説」という真理をめぐる闘い。
当時の社会では、それを口にすることすら命懸け。
研究者やそれに関わる人物は、魔女や異端者とされ、命を奪われる。
それでも、観測し、記録し、考え抜き、
次の世代へと知識をつないでいく人々の姿には胸を打たれます。
真理を追い求めるとはどういうことなのか。
その答えを、物語の中で登場人物たちが体現してくれます。
魅力2:歴史は人が受け継ぐもの


物語を通して感じたのは、
歴史は単なる出来事の積み重ねではなく、
人の想いと行動が受け継がれていく連鎖だということ。
ある人物の意志が、次の人物へと渡され、
それがまた別の時代へとつながっていく。
その継承のリレーが、物語全体に深い重みを与えています。
魅力3:「文字は奇跡」であるというメッセージ


登場人物・ヨレンタさんが言う「文字は奇跡」という言葉は、
本作を象徴する一節です。
文字は、時間と場所を超越します。
一度文字になった思考は、ずっとこの世に残り、いつか未来の誰かを動かすことができる。
現代では当たり前に思える「読む」「書く」という行為が、
かつてはどれほど尊く、
命懸けで守られてきた文化なのかを痛感させられます。
魅力4:知ることの喜びと哲学性


この作品では、「知る」ことの意味を真正面から描いています。
知るとは、ただ情報を得ることではなく、
世界の見え方が変わること。
その過程で、自分の信じる道を行く覚悟や、
自由に伴う責任が浮き彫りになります。
心に響く名言たち


「知ることで世界が変わって見える」
「自由には責任が伴う」
「自分の信じる道を行け」
「知らないということは、知るための第一歩だ」



ドゥルーヴさん 17話の話の言葉が好きです。


1つ目 神は存在しない 実は神が存在する証拠はない。
ま、真相を知れないからこそ信じるという立場もあるが、
神を信じていない方が色々と選択肢が広がり有利だ。
とにかくお前は今から神に気を使わなくていい。
むしろ神に奪わせるな。感情の主導権も生きる意味も。
だからお前の痛みは世界の痛みに等しいと思って
明日からみんなの前で遠慮せずに 気落ちしろ。
それがわかったら 2つ目 考えろ。そのために文字を学べ 本を読め 物知りになるためじゃないぞ、考えるためだ。
一見無関係な情報と情報の間に関わりを見つけたぜ。
ただの情報を使える知識に変えるんだ。
その過程に知性が宿る。
それがあればとどまる勇気と踏み出す度胸が得られる。
で、神なしの世界で考えてるといつしか自然と3つ目の魔法が生まれる。
信念ってやつだ。
これがあれば不安に打ち勝ち、泣き止むことができる。
例えば、私の信念は信念を捨ててでも生き残るだ。
まとめ:『チ。』は知的好奇心を揺さぶる傑作


『チ。』は、地動説というテーマを通じて、
- 知識を求める情熱
- 真理や文字の尊さ
- 自由と責任の意味
を描き切った作品です。
知ることの喜び、歴史をつなぐ尊さを、
これほど心に響く形で表現したアニメはなかなかないと思っています。



このタイトルの「チ。」にも様々な意味があるのも、興味深かったです。




哲学好きはもちろん、
人生や価値観を揺さぶられる物語を求めている人には、
ぜひ見てほしい一作です。


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