ぬんこんにちは
ミニマリスト ぬん です
ミニマリストを目指す過程で学んだ
少ないモノで、心地よく暮らすヒントをお届けしています。
一年後、五年後、十年後もキレイを保つために


家族が増えたり、マイホームを購入したり、
子どもたちが独立して家を出ていったり。
人生のステージは、時間の流れとともに少しずつ変わっていきます。
その中で、家という場所も同じように変化していきます。


ただ、どんなに暮らし方が変わっても、覚えておいてほしいことがあります。
それは「片付けは一生続くもの」だということです。
一度部屋をキレイにしても、「やった!これで完璧!」と気を抜いてしまうと、
あっという間にリバウンドしてしまいます。
片付けの本質は、「続けること」。
小さな積み重ねこそが、キレイを保ついちばんの近道です。
「まとめてやる派」だった私の失敗
昔の私は、いろんなモヤモヤが溜まったときに、一気に片付けるタイプ。
「今日は全部やる!」と気合を入れて、洋服を広げ、書類を仕分け、途中でぐったり。
たしかに片付け終わりは、一時的にはスッキリするけれど、数週間後にはまた散らかっている。
そんなことを何度も繰り返してきました。


「なぜ、また散らかるんだろう?」
そう考えたときに気づいたのは、
片付け=一度きりのイベントという思い込みがあったこと。
そして、徹底的にモノを手放してこなかったこと。
この考え方を変えない限り、どんなに頑張ってもリバウンドします。
片付けは「続くもの」、そして「進化していくもの」。


そう思えるようになってから、
私はようやく片付けを「習慣」にできるようになりました。




片付けは「リング」ではなく「らせん」
好きな考え方に、「リング」と「らせん」という比喩があります。
家じゅうを片付け終えることを「リングを結ぶ」とするなら、
リングは平面の“輪”。一周すれば終わりのイメージです。
でも片付けって、実際は終わりません。
何度も同じ場所に戻りながら、少しずつ成長していく。
その姿はまるで“らせん”のようです。


1周目では捨てられなかったモノが、
2周目・3周目では「どうして取っておいたんだろう」と思えるようになる。
少しずつモノに対する考え方が変わっていく。
それこそが「成長」です。


片付けをリング(終わりのあるもの)と考えると、途中で止まってしまう。
でも、らせん(成長しながら続くもの)と捉えると、
自分が目指す理想の暮らしに、少しずつ向かって進んでいけるようになります。
家族とともに、暮らしも変わっていく
時間の経過とともに、私たちの暮らしは変わります。
子どもが生まれる、成長する、独立する。
引っ越しをする、老後を考える。
そんな変化に合わせて、
家の中のモノも、必要な量や役割が変わっていきます。


たとえば、
- ベビーカーやおむつ用品が不要になる時期
- 子ども部屋が空くタイミング
- 趣味のスペースをつくりたくなる瞬間
こうしたライフステージの変化に合わせて、
片付けも「アップデート」していく必要があります。
「前は必要だったけど、今はいらない」
そう思えることは、決して悪いことではありません。
むしろ、それは「今の自分たちらしい暮らし」に近づいている証拠です。
継続が力になる。小さな一歩を止めないこと


片付けは、マラソンのようなものです。
ゴールを目指して一気に走るより、ペースを保ちながらコツコツ続ける方が、
結果的に遠くまで行けます。
1日5分でもいい。
1つの引き出しだけでもいい。
「今日はここだけ」と決めて、小さく進む。
その積み重ねが、やがて大きな変化を生み出します。
たとえ忙しい子育ての日々の中でも、
小さな「らせん」を描きながら、少しずつ暮らしが整っていく。
それこそが、片付けの醍醐味だと思っています。
まとめ:片付けは“終わらせる”ものではなく、“育てる”もの


片付けは、1度で終わる「リング」ではなく、
時間とともに上昇していく「らせん」です。


1周目では見えなかったことが、2周目で見えるようになる。
暮らしが変わるたびに、考え方もアップデートしていく。
その繰り返しこそが、リバウンドしない片付けの秘密。
私たちの暮らしも、家族も、そして私自身も、常に変化しています。
その変化に寄り添いながら、
「今の自分たちにちょうどいい暮らし」を整えていく。
それが、「片付けを一生続ける」ということなのだと思っています。


「継続は力なり」。
今日の5分が、未来の心地よさにつながっていく。
片付けを通して、毎日がもっと幸せになることを、心から願っています。












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